こんにちは、七海ゆうです。
初めての海外赴任や海外移住。
ビザの手続き、海外引越し、住む家探し、子どもの学校、銀行、保険……。出発前は、本当にやることがたくさんあります。
そして意外と悩むのが、
「日本から何を持って行けばいいの?」
という問題です。
海外では、日本にあるものがすべて手に入らないわけではありません。むしろ2026年現在、大都市であれば日本食や日本製品が買える国はかなり増えました。
Amazonなどのネット通販が使える国もありますし、日本食スーパーも以前より増えています。
それでも、海外生活を始めてみると、
「これは日本から持ってくればよかった……」
と思うものが必ず出てきます。
この記事では、これまで複数の国で暮らしてきた経験をもとに、2026年現在でも日本から持って行く価値が高いものをまとめます。
1.海外仕様の炊飯器
海外生活で日本人家庭の満足度を大きく左右するもののひとつが、やっぱりごはんです。
もちろん海外でも炊飯器は買えます。
アジアでは炊飯器そのものは珍しくありませんし、欧米でもRice Cookerは簡単に見つかります。
ただ、
「毎日食べるごはんだから、日本の炊飯器がいい」
という人は、日本で海外仕様の炊飯器を買って持って行くのがおすすめです。
ここで重要なのは、赴任先の電圧に対応した海外仕様を選ぶこと。
日本は100Vですが、世界では220〜240Vの国がかなり多くあります。
海外仕様なら、基本的に大きな変圧器を使わなくても利用できます。
赴任時に海外引越し便を使えるなら、炊飯器は持って行って損をしにくい家電だと思います。
2.変圧器……ただし、本当に必要な場合だけ
2022年版の記事では「変圧器は必須」と書きました。
でも、2026年版では少し考え方を変えたいと思います。
変圧器は、全員に必須ではありません。
最近のスマートフォン、パソコン、タブレットなどの充電器は、
「INPUT 100-240V」
となっているものが多く、この場合は変圧器なしで海外でも使えます。
必要なのは、コンセントの形を合わせる変換プラグだけです。
一方、
-
日本国内仕様の炊飯器
-
ホットクック
-
ドライヤー
-
一部の調理家電
など100V専用の製品を使いたい場合には、変圧器が必要になることがあります。
特に調理家電は消費電力が大きいので要注意。
家電を持って行く前に、本体やACアダプターに書かれている
「INPUT」「定格電圧」「消費電力」
を必ずチェックしておきましょう。
そして、変圧器そのものがかなり重いので、
「本当に日本の家電を持って行く必要があるか」
を考えてから購入するのがおすすめです。
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3.変換プラグと日本仕様の電源タップ
こちらはかなりおすすめです。
国によってコンセントの形が違うので、赴任国に合った変換プラグをいくつか持って行きます。
さらに便利なのが、日本の電源タップ。
パソコン、スマートフォン、タブレット、時計、ゲーム機など、日本のプラグの機器をいくつも使う家庭なら、
壁のコンセント → 変換プラグ → 日本の電源タップ
という形にすると、一つひとつに変換プラグを付ける必要がありません。
ただし、電源タップ自体の対応電圧と、接続する機器の電圧は必ず確認してください。
4.使い慣れた日本の薬
頭痛薬、胃腸薬、アレルギー薬など、普段使っている薬がある人は、ある程度日本から持って行くと安心です。
以前の記事では「海外の薬は日本人には強すぎることが多い」と書きましたが、これは少し単純化しすぎていました。
薬の成分や用量は国や製品によって違うので、
「海外の薬=強い」
とは一概には言えません。
むしろ大事なのは、海外生活を始めたばかりの時期に、
「この薬は自分に合う」
と分かっている薬が手元にあることです。
ただし、ここには重要な注意点があります。
薬の持ち込みルールは国によって違います。
処方薬や向精神薬などは、数量制限があったり、英文の診断書や事前申請が必要だったりする国があります。
渡航前には、赴任先の大使館や税関などの最新情報を確認しておきましょう。
大量に買って持って行くのではなく、
-
渡航先のルールを確認する
-
原則として元の容器や包装のまま持って行く
-
処方薬は必要に応じて英文の処方内容や診断書を準備する
というのが安心です。
5.体温計など、使い慣れた小さな健康用品
体温計はもちろん海外でも買えます。
それでも、小さくて軽いので、日本から一つ持って行くと便利です。
特に子どもがいる家庭では、夜中に突然発熱することもあります。
海外生活を始めた直後は、
「どこの薬局に行けばいいの?」
「体温計はどこで買えるの?」
というところから始まります。
最初の数週間を乗り切るための最低限の健康用品として、
-
体温計
- 絆創膏
-
普段使う塗り薬
-
爪切り
-
マスク
などを小さなポーチにまとめておくと便利です。
6.ホットクックなど、本当に使う時短家電
我が家では海外生活でもホットクックがかなり活躍しました。
仕事をしながら海外で子育てをしていると、
「材料を入れておけば一品できる」
という家電は本当にありがたい存在です。
海外でも電気圧力鍋やマルチクッカーはかなり普及しました。
そのため2026年現在では、
「ホットクックでなければ絶対ダメ」
とは思いません。
それでも、すでに日本で毎日のように使っていて、海外でも同じ調理方法を続けたいなら、持って行く価値はあります。
ただし、日本国内仕様の場合は電圧の確認が必要です。
変圧器まで含めるとかなり重くなるので、
現地でマルチクッカーを購入する
という選択肢とも比較して決めるのがおすすめです。
7.ホームベーカリーは「パン」より日本食づくりに便利
ホームベーカリーも、全員におすすめするものではありません。
でも、
-
おもちを作りたい
-
うどんやパン生地を作りたい
-
子どもと一緒に料理したい
という家庭なら意外と便利です。
海外ではパンは簡単に買えます。
でも、日本風のやわらかい食パンやおもち、うどんとなると、国によっては急に手に入りにくくなります。
「海外で何を食べるか」は、想像以上に生活の満足度に影響します。
引越し荷物に余裕があれば、検討してもいいと思います。
8.お気に入りの日本食
以前の記事では「バーモントカレーを10箱」と書いていました(笑)。
2026年現在、日本のカレールーは以前よりかなり手に入りやすくなりました。
アジアの大都市なら、日本食スーパーだけでなく一般のスーパーで見つかることもあります。
とはいえ、日本よりかなり高い値段で売られていることも珍しくありません。
そこでおすすめなのが、
「海外で手に入りにくいものを全部持って行く」のではなく、「家族が絶対に食べるものだけ持って行く」こと。
たとえば、
-
お気に入りのカレールー
-
だし
-
ふりかけ
-
お茶漬け
-
海苔
-
子どもの好きなお菓子
-
特定の調味料
など。
日本食は、単なる食事ではなく、
海外生活で疲れた時の安心材料
でもあります。
ただし、生鮮食品、肉製品、植物などは持ち込みが禁止・制限されている国もあるので、必ず赴任先の税関・検疫ルールを確認してください。
9.子どもの日本語教材と本
子どもと海外に行く家庭なら、これはかなり大事だと思います。
海外に住み始めると、子どもの生活の中心言語が英語や現地語に変わることがあります。
日本語の本や教材は、現地でもオンラインで購入できる時代になりました。
それでも、
-
年齢に合った日本語の本
-
漢字ドリル
-
日本の学校教材
-
好きな漫画
-
図鑑
などは、日本にいる間に選んで持って行った方が圧倒的に楽です。
特に、本は子ども本人に選ばせるのがおすすめ。
親が「日本語の勉強のために」と選んだ本より、
本人が読みたい本の方が結局よく読まれます。
10.大事な書類は「紙+デジタル」で
2026年版でぜひ追加したいのがこれです。
海外に引っ越す前に、
-
パスポート
-
ビザ
-
戸籍関係書類
-
出生証明関係
-
結婚証明関係
-
子どもの学校書類
-
予防接種記録
-
保険関係
-
運転免許証
-
各種資格証明
など、海外で必要になる可能性のある重要書類を整理しておきましょう。
そして、
紙だけではなくPDFでも保存しておく。
スマートフォンだけに入れるのではなく、クラウドにも保存しておくと安心です。
海外では、
「そんな書類が必要だなんて知らなかった!」
ということが本当によくあります。
日本にいるうちに取れる公的書類は、余裕を持って準備しておきましょう。
2026年にもう一つ注意したい「モバイルバッテリー」
海外赴任ではスマートフォンが生命線なので、モバイルバッテリーを持って行く人も多いと思います。
ただし、飛行機での扱いには注意が必要です。
モバイルバッテリーは預け入れ荷物には入れず、機内持ち込みにするのが基本です。
また、モバイルバッテリーを含むリチウム電池の航空輸送ルールは変更されることがあります。
容量や個数によって制限がある場合もあるため、出発前には必ず利用する航空会社の最新ルールを確認しておきましょう。
海外引越しでは、船便や航空便の荷物に入れられないものもあります。
モバイルバッテリーに限らず、電池を使う製品は引越し会社にも事前に確認しておくと安心です。
結局、一番大切なのは「日本でしか買えないもの」ではない
初めて海外に引っ越す時は、
「あれも必要かもしれない」
「これがなかったら困るかも」
と、どんどん荷物が増えていきます。
でも、海外で暮らしてみると、たいていのものは何とかなります。
本当に日本から持って行った方がいいのは、
日本でしか買えないものではなく、自分や家族が普段から使っているもの。
毎日食べているもの。
子どもが好きなもの。
体調が悪い時に安心できるもの。
生活を楽にしてくれるもの。
こういうものを優先すると、海外生活のスタートがかなり楽になります。
赴任する国や都市によって必要なものは大きく違うので、
「現地で買えるか」「現地だといくらか」「なくても困らないか」
の3つを考えながら荷造りしてみてください。
海外生活は、全部を日本と同じにする必要はありません。
日本から少しだけ「いつもの生活」を持って行って、あとは現地で新しい暮らしを作っていく。
そのくらいが、ちょうどいいのだと思います。
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